虚弱体質で逆流性食道炎を患うみちこが、今までに服用したことがある漢方薬の中で、市販されているものをご紹介したいと思います。
医師に処方されたのはすべて、ツムラの漢方薬です。
六君子湯
胃弱に効くそうですが、私の逆流性食道炎には良くなかったです。
心療内科の医師が、「メンタルにも効く」と言っていましたが、私には効果が感じられませんでした。
味は、漢方薬にしては、けっこうおいしかったです。
配合生薬
人参(ニンジン)、蒼朮(ソウジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、半夏(ハンゲ)、陳皮(チンピ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)、 生姜(ショウキョウ)
香蘇散
虚弱体質の人の風邪のひき始めに効くそうです。
葛根湯を飲むと胃が痛くなるので、虚弱体質の人向けの、風邪のひき始めに効く漢方薬はないものかとネット検索して、見つけました。
風邪かな?と思ったときに、2,3回飲みましたが、大丈夫でした。
逆流性食道炎が重症じゃない時(通院・服薬によって十分に食事がとれている時)のことです。
風邪のひき始めにも効果がありました。
味は悪くないです。
配合生薬
香附子(コウブシ)、蘇葉(ソヨウ)、陳皮(チンピ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)
葛根湯
「風邪のひき始めには葛根湯!」みたいに言われていますが、葛根湯は虚弱体質(虚証)の人向けの薬ではありません。丈夫な人(実証)向けです。
胃がとても痛くなります。
配合生薬
葛根(カッコン)、大棗(タイソウ)、麻黄(マオウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、生姜(ショウキョウ)
余談ですが、ロキソニンもむちゃくちゃ胃が痛くなります。
生理痛には、タイレノールの方がおすすめです。(薬剤師に相談したら、勧められました。)
麦門冬湯
風邪の後、せきが残った時に、耳鼻科で処方されました。
せきに効果がありました。
まずいだろうと思って飲んだら、驚くほどおいしかったです。
逆流性食道炎も重症じゃない時でしたが、大丈夫でした。
配合生薬
麦門冬(バクモンドウ)、半夏(ハンゲ)、粳米(コウベイ)、大棗(タイソウ)、人参(ニンジン)、甘草(カンゾウ)
補中益気湯
大昔(中高生時代?)、耳鼻科で処方されました。
たぶん、アレルギーで通院したと思います。(通年性アレルギー性鼻炎で、子供の頃からとても困っていました。)
アレルギーに効いたかどうかの記憶はないのですが、明らかに体が元気になりました。
しかし、しばらく飲んでいると、胃が痛くなってきて、断念しました。
消化器系の薬を飲んでいなかった頃のことですが、私はもともと胃弱でした。
元気になれる薬だったのに、飲み続けられなくてすごく残念でした。
もし、コーヒーが飲めてカレーが食べられるような虚弱体質の人がいたら、おすすめです。
配合生薬
人参(ニンジン)、蒼朮(ソウジュツ)、黄耆(オウギ)、当帰(トウキ)、陳皮(チンピ)、大棗(タイソウ)、柴胡(サイコ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、升麻(ショウマ)
小青竜湯
これも大昔に処方されて飲んだことがありますが、胃に悪かった記憶だけが残っています。
配合生薬
半夏(ハンゲ)、 甘草(カンゾウ)、 桂皮(ケイヒ)、 五味子(ゴミシ)、 細辛(サイシン)、 しゃく薬(シャクヤク)、 麻黄(マオウ)、 乾姜(カンキョウ)
クラシエの小青竜湯のパッケージに、「鼻水・アレルギー性鼻炎に」って書いてありますね。
まとめ
漢方薬は、胃や食道の状態が悪い時は、痛くなるので飲むことができません。(抗生物質なども同じことですが。)しかし、消化器に特に症状がない時には、2,3回なら飲むことができる漢方薬もあります。
味はどれも苦いですが、苦さの程度はさまざまです。
この中で一番おいしかったのは、麦門冬湯です。せきに効きました。