
逆流性食道炎になると、毎日の食事に非常に困ります。
『胃潰瘍の人のための料理』みたいな料理本が売られていますが、私が見たものはすべて、トマトなどが使われていたりして、意外と食べられないメニューが多かったです。(トマトには酸味があります。)
そこで、15年ぐらい逆流性食道炎を患う私が、逆流性食道炎の食事について書いてみたいと思います。
避けた方がいい食べ物・飲み物
刺激があるもの、消化に悪いものは避けた方がいいです。
熱すぎるもの、冷たすぎるもの
熱々のものは冷ましてから飲み食いした方が、食道に刺激がなくていいです。
冷蔵庫から出したところのものは、人肌の温度に温めると一番食道にやさしいです。
酸味、苦み、えぐみが強いもの
キノコ、納豆など。
納豆は、柔らかくてもこたえるので、避けることをお勧めします。
ほうれん草は、柔らかくゆでてもえぐみが残ります。
逆流性食道炎が重症の時は、バナナ、ヨーグルト、ウィダーinゼリー、ポカリスエットなどのスポーツ飲料も酸っぱすぎて無理です。
甘すぎるもの、しょっぱすぎるもの
刺激物になるので、こたえます。
砂糖や塩が多すぎるものも刺激になります。
こしょう、ニンニクなどの香辛料はもちろん無理です。
あぶらぎったもの
揚げ物は、逆流性食道炎でなくても胃もたれする人がいるぐらいなので、当然無理です。
でも、多すぎないバターでソテーする分には、煮つけにするよりも柔らかくなって食べやすいです。
食物繊維の多いもの
消化に悪いので、やめた方がいいです。
意外と消化に悪いもの
魚の塩焼きは、ヘルシーなイメージがありますが、意外と消化に悪いので、そもそも食べる気になれなかったりします。
避けた方がいい飲み物
コーヒー、紅茶、煎茶、緑茶、その他濃いお茶
逆流性食道炎が悪くても食べられるもの
柔らかくて刺激がなくて、栄養が取れるものがよいです。
卵料理では、プリン、茶碗蒸し(具なし)、卵雑炊

プリンは、砂糖控えめ、カラメルなしで自分で作ると食道にやさしいです。
パンを入れると、多少食事っぽくなります。
柔らかくて程よくしっとりしたパン、パンケーキ、ホットケーキ
やわらくて程よくしっとりしたパンがいいです。
こってりした菓子パン、総菜パンは無理です。
パンケーキ、ホットケーキにバターをのせて食べると、カロリーも取れます。
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症状が少し改善すると、白かゆや雑炊(白菜と人参入り)が食べられるようになると思います。
チーズ
6Pチーズなんかも、やさしくて栄養があります。
とうふ
湯豆腐にして、白菜などを一緒にゆでるとよいです。
魚を入れると、案外身がしまって固くなるので、魚は軽くソテーした方が柔らかいです。
はんぺん
電子レンジで軽く温めるか、バターで軽くソテーするか、だしで煮ると多少おいしいです。
飲み物
まったく何も食べられないなら、経口補水液オーエスワンがいいです。
少し食べられるなら、ホットミルクやお湯が飲めると思います。
もう少しよくなったら、薄いほうじ茶、茎ほうじ茶、番茶が飲めます。
完全食COMP DRINKなら、それだけで必要な栄養をすべて取れることになっています。

まとめ
以上、私が飲食できるもの、できないものをまとめてみました。
この中でも、食べにくいもの、飲みにくいものは無理して飲食しないでくださいね。
私は元からチーズやバターが好きなのですが、なかには、そんなもの食べられないという人もいると思います。
逆流性食道炎が重症だと、食べられるものが極度に限られて本当に大変ですよね。
食事を準備する体力もないし。
お薬が効いて、かろうじて食べられるようになって生きてるって感じになりますよね。
お大事にしてください。