男性は年をとるほど敬意を払われるようになるが、 女性は若い頃より軽んじられるようになる
発言力を例にとると、例えば25歳の男性の発言よりも、45歳の男性の発言の方が真剣に受け取られます。
ところが、25歳の女性の発言は、45歳の女性の発言よりも注目されるのです。
発言力の大きさ |
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45歳男性 > 25歳男性 ≒ 25歳女性 > 45歳女性 |
*同程度の専門性、経験の長さがある(もしくはない)場合
*外見が同レベルの好感度の場合
自分が「おばさん」だからそう言うのではありません。「若い女性」だった時から何とも言えない違和感を感じていました。
その違和感を表現してみたら、「いつまでもチヤホヤはされないよ」と言った中年男性がいましたが、そういう意味ではないのです。男性と比べての話です。
女性は、男性と比べたら年齢による扱いが逆なのです。
若い女性は、世間が「おばさん」に冷たいことから学習する
「なんだ、おばさんか。」
若い女性たちは、年長の女性たちがそう評価されれてバカにされる場面に何度も遭遇して、密かに震撼します。そして、「おばさん扱いされたら終わりだ!」と思うようになるのです。
女性は、外見の美醜で扱いが変わるという現実もあります。
しかし、たとえ見かけが若く美しくても、実年齢が中年なら、「なんだ、おばさんか。」です。
女性の間でも年齢で評価される
これは何も男性からの扱われ方の問題だけではなくて、女性同士でも年齢によって評価されるということがあります。
- 「○才なのにまだ独身なのか」
- 「○才なのに子どもがいないのか、ということは不妊?それとも子どももたない主義?」
- 「○才なのに子どもいないってことは、もう産まれないな。ペット飼ったりするのかなあ。」
- 「いい年して若作りして」
- 「年甲斐もなく女を主張しててイタい」
- 「まだ若いくせに地味すぎるわ、おしゃれぐらいすればいいのに」
- 「○才なのに無職/非正規で大丈夫なのか?」
瞬時にこれくらいは思い浮かびます。
だから「若く美しくありたい」女性はアンチエイジングとホワイトニングに走って、年齢を隠すのです。
そういう自分はどうなのか
私は年齢を隠す派ではありません。
今まで頑張って生きてきたことは別に恥でも何でもないと思うからです。
でも、明らかにバカにする気満々で聞かれたら、答えるつもりはありません。
というか、そんな人とは話したくないです。
年配の女性が年齢を隠そうとする場面に居合わせると、なんかモヤモヤして、もっと自分に自信を持ってほしいと思ってしまいます。
年を取ったら女性の価値が下がるという考え方は、嫌いです。