2022年の北京オリンピックの、フィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得したネイサン・チェン。
さかのぼること5年、17歳のネイサン・チェンは、フィギュアスケートの2017年四大陸選手権で羽生結弦選手に勝って優勝したのでした。
当時はまだ彼の衣装も装飾的だったのが懐かしいです。
1999年アメリカ生まれのネイサン・チェンは当時、世界一、4回転ジャンプを跳ぶ選手で、2017年にはまだまだ伸び盛りの17歳でした。
羽生結弦選手選手も、宇野昌磨選手も、みんな若くて懐かしいですね。もう全員引退してしまいました。
彼のショートプログラムを見ると、30年来のバレエファンとしては、気分がとても上がります。
というのも、超有名なバレエ『海賊』の、超有名な踊りの部分の音楽を使っているんですよ。
あの音楽を聴くと、バレエが頭の中で再生されてしまう!
ネイサン・チェンが使っている音楽の箇所は、バレエでもテクニックの見せ所なのです。
音楽の使い方も、バレエで盛り上がるところでは、スケートでもすごいジャンプを跳んだりして、ナイスです。
最初と最後のポーズも、バレエファンおなじみの『海賊』の男性ダンサーのポーズです。バレエでは、マッチョなイメージの役です。
ネイサン・チェンは4回転を跳びまくるので、そこがマッチョな感じとかぶるのでしょうか。
また、『海賊』はあちこちのバレエコンクールで非常によく使われるので、そのコンクールのイメージもフィギュアスケートの競技会のイメージと重なります。
ここまでバレエを連想させるということは・・・?と思ったら、やっぱりネイサン・チェンはかなり熱心にバレエをやっていたそうです。
2016/2017シーズンのショートプログラムも、ネイサン・チェンと振付師が一緒にバレエ『海賊』をよく見て作ったそうです。※
YouTubeで探してみると、ネイサン・チェンがお手本にしたという伝説的バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフによるバレエ『海賊』のパ・ド・ドゥ(二人の踊り)を発見!
ネイサン・チェンのショートプログラムと比べてみると、音楽がまんまかぶってます。
バレエ『海賊』のここの踊りでは、最初に男性ダンサーと女性ダンサーが一緒に踊って、次に男性ダンサーが単独でダンス、その次に今度は女性ダンサーが単独でダンス、最後にまた二人で締めのダンス、という構成です。
ネイサン・チェンのショートプログラムでは、女性ダンサー単独のダンスの部分以外の音楽を使っているようです。
バレエ『海賊』のここの踊りでは、ストーリーはわりかしどうでもよくて、かっこいい雰囲気と踊りのテクニックが見どころです。
そう考えてみると、ネイサン・チェンのすばらしい4回転ジャンプを魅せるのにぴったりの選曲ですね!
ネイサン・チェンの公式サイト
http://figureskatersonline.com/nathanchen/
この後時が経つにつれ、ネイサン・チェンは全然バレエ的なプログラムを滑らなくなったので、そういう意味でもこのプログラムは貴重です。
バレエ的でなくなっても、踊りの部分はすごくうまい選手だったで、見ていて楽しかったです。

